Introduction
はじめに
昔からハマっていたのはオーディオ。長くやっているわりには進化はゆるやかだが、たまに熱病のように復活する。
この趣味もまさしく自己満足の極みであり、結局基準がはっきりしないので、最後は自分の主観というか好みになるのは仕方がない。今のシステムは、とりあえず自分好みにはなっているが、今後も変化するであろう。まあ、終わりがないというのもオーディオの魅力のひとつだし、真剣にやろうとすれば部屋や家から考える必要がある。自分なりに理想像はあるが、とりあえず、今の限られた環境で最大限のバランスをとることを目標にしている。
ここでは、昔話も交えて自分の考え方やシステムを紹介したいと思う。これ以降かなり主観が入った話になるので、あくまでも私個人の考え方ということで理解していただきたい。
自分のシステムのコンセプト
オーディオシステムの究極の目標は原音再生とよく言われるが、いろんな機器が介在するため、それははじめから不可能な話だ。しかし、生にはかなわないが、いかに家庭でそれに近い感動を得るかということを目標にしたい。
そのためには、できるだけよけいなものや、よけいな回路を省き、よけいな色付けをできるだけ無くす必要があると考えている。できれば何も足さない何も引かないというのが理想。使い古された言葉ではあるが、ピュアオーディオというのが自分の基本スタイルである。
しかしながら、これはある意味諸刃の剣で、突き詰めていくと、良いものはより良く、悪いものはより悪いという結果につながる。すなわち、ソースを選ぶ。うまい音楽家&いい録音、という好条件が揃わないと聴いてられないというシステムが出来上がるのだ(汗)
ソースの問題
最近の流行歌などのCDは、ノイズっぽかったり音質やバランスが悪いものが多いように思う。過度の補正や、ラジカセやパソコンで再生することを前提としたような音作りが問題で、ちゃんとしたシステムで再生するのには向かないという印象。その点、ジャズやクラシックなどは比較的へんな加工が少ないように思う。
また、海外モノで日本向けとオリジナルの輸入盤がある場合、後者のほうがよりリアルに感じられることが多い。しかも大抵輸入盤のほうが安いのでそちらを買う(評論家のコメントや翻訳、音的にもよけいな加工が費用として加算されているのではないかと勝手に思っている)。ただ、日本盤だけボーナストラックがある場合については両方買ってみることもある(笑)
CCCDは買わない
悪名高いCCCDは言語道断、百害あって一利無し、ということで、絶対に買わないようにしたい。一度買って失敗(苦笑)
音が悪いだけではなく、最悪の場合、再生機器を壊す恐れもあるらしい。ちなみに能書きには『一般のCDプレーヤー、DVDプレーヤーでは再生できない場合があります』とか『CD-ROMドライブを利用したプレーヤーでは再生に不具合いを生じる場合があります』など、運が良ければ再生できるかもね?みたいなことがぬけぬけと書いてある(苦笑)しかもMac非対応とハッキリ書いてある(ふざけるな!)>買わないようにして世の中から排除すべき!
ちなみに、自分が応援している夏川りみさんのシングルCDもなぜか1枚だけCCCDがあり、それは買わずにベストアルバムが出るまで待った(汗)>これまた録音もよくなかったというオチ(苦笑)いい歌なのでくやしい思いをしている。
ソースに応じて柔軟に対応
自分は音楽に関してはミーハーというか雑食なので、メインシステムで聴くに耐えないCDは、補正の効くサブシステム>カーオーディオ>パソコン(BOSEのスピーカー)というふうに再生機器を使い分けている。もちろんこれは真剣に聴く場合の話で、BGMとして聞くぶんには、もちろんその限りではない。
メインシステムで聴けるに耐える音楽が増えるとうれしいのだが。


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